不活性型の知識
- 水野 涼子
- 2024年10月6日
- 読了時間: 2分
よっぽど単語帳を覚えるのが苦手だという場合以外は、単語帳を使って語彙力を強化することをお勧めしています。
ところが、単語帳のチェックテストではクリアしたのに、その単語を文中で見ると意味が分からないということがしばしば起こります。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
お友達から旅行のお土産をもらうことがあります。
かわいい置物や、キーホルダー、小さなポーチなど、いつ使うんだろうかと思いつつもどこかにしまい込みます。
数ヶ月後、そのお土産をどこにしまったか、すっかり忘れて見つけ出せないのです。
それどころかもらったことすら忘れてしまうこともあります。
これと同じことが脳内でも起きています。
脳の中に、単語帳から続々と入ってくる単語たちを見た脳は、「これは何?いつ使うの?」と思っています。
用途がよく分からないので、記憶の奥底にしまい込むか、こっそり捨ててしまったりしているのです。
脳にこれらの単語が有用なものであると認識してもらうには、実際にその単語が使われている例文を読み、できれば自分で簡単な英作文までしてみることです。
ここまでやって初めて、脳はこの単語を活性化し、いつでも取り出せる引き出しにしまってくれます。
頭の中が不活性型の単語ばかりになってしまわないように、単語暗記の際にはその有用性を実感しましょう。
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英語のオンライン家庭教師
水野涼子です。
高校・大学の入試・受験対策、定期テスト対策など、
塾講師と家庭教師を通して25年間サポートをしてきました。
難関校を目指す受験対策の経験も豊富です。
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